大人のフェニルケトン尿症(PKU)コントロール

以前より治療の選択肢は増えています。関連する症状から解放されましょう。

健康な生活を送るには、
生涯にわたって⾎中フェニルアラニン(Phe)濃度をコントロールすることが重要です。

しばらく通院や食事療法から離れていたとしても、血中フェニルアラニン(Phe)濃度が高いことに関連する症状の多くは改善することができます。
血中フェニルアラニン(Phe)濃度が高い状態が、あなたの考え方、感じ方、行動にどのような影響を与えるか紹介します。

血中フェニルアラニン(Phe)濃度が高い状態は、自覚しにくい

血中フェニルアラニン(Phe)濃度が高いと、考え方や感じ方、人との関わり方に影響を与えることがあります。
フェニルケトン尿症の⼈は、血中フェニルアラニン(Phe)濃度が高い状態状態が続くと、脳に影響を与える可能性があります。

血中フェニルアラニン(Phe)濃度が高い状態が続くと、下記のような症状がみられます。

  • 霧がかかったような感じ
    情報処理が遅くなった感じ
  • ⼈間関係に問題が⽣じやすい
  • 記憶障害
  • 不注意
  • 意思決定、問題解決の難しさ
  • うつ
  • 不安
  • イライラする

治療を始めるのに遅すぎることはありません。

フェニルケトン尿症(PKU)の症状は自覚しにくく、時間をかけてゆっくりと進行していきます。
そして、脳に悪影響を与える可能性があります。そのため、病院での治療がとても重要です。
最近、集中できない、落ち込みやすい、ぼんやりしたり、混乱したり、不安になったりしているのなら、それはあなたのフェニルケトン尿症(PKU)の症状かもしれません。

コントロールを始めるのに遅すぎることはありません。

フェニルケトン尿症(PKU)の治療の選択肢は増えています。
治療から長く離れていても、治療の再開により、血中フェニルアラニン(Phe)濃度の高さや不安定さによって引き起こされる多くの症状は改善することができます。
そのため、フェニルケトン尿症(PKU)を生涯にわたって治療することが非常に重要です。

患者さんの声

  • 働き始めてから、食事制限を再開しました。
    再開するのは、かなり大変でした。
  • 就職してからも治療を継続しています。
    特殊ミルクは帰宅してから飲むようにしています。

※患者さんの声は体験に基づく一例であり、疾患の状態、症状、食事療法は患者さんによって異なります。血中フェニルアラニン(Phe)濃度のコントロールや食事療法は医師の指導に従ってください。

病院に行きましょう

あなたに合った治療を見つけてください。

医師は、血中フェニルアラニン(Phe)濃度が高いことに関連する症状を診断し、あなたに合った治療を検討してくれます。

少しでも困っていること・気になっていることは正直に、そして遠慮せずに話してください。

病院に行こう

患者さんインタビュー

  • “病院の人たちは私のことをサポートしてくれます。私が必要とするすべての情報を持っていた。彼らは親切でした。

    病院に戻ったことで、エリックは血中フェニルアラニン(Phe)濃度を下げ、フェニルケトン尿症(PKU)を管理しながらよりエネルギッシュな生活を送れるようになりました。

  • 50年後のクリニックへの帰還。コニーの物語

    コニーが50年ぶりに病院に戻ったとき、彼女は血中フェニルアラニン(Phe)濃度を大幅に下げることができたのです。

  • 個人的および職業上の利点。ケリーの体験談

    ケリーは、病院に戻り、血中フェニルアラニン(Phe)濃度を下げた後、より集中できるようになりました。